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日本興亜損害保険 「日本興亜日本橋ビル」を建替え 環境配慮した「エコビル」を計画

2007.03.12 17:21

 ビル館内まで徹底したバリアフリー対策を実施日本興亜損害保険(東京都千代田区)は、東京メトロ「日本橋」駅前、中央通り沿いに立地する日本興亜日本橋ビル(旧日本火災海上保険本社ビル)の建替えを決定した。
 旧ビルは、昭和37年に竣工し、昭和53年に増築しており、1階エントランス(ピロティ)に噴水のある建物として地域でも親しまれてきた建物だが、時代にあった建物として資産価値を高める。
 新ビルは、地上11階地下2階塔屋2階、敷地面積約1870㎡、延床面積約2万1600㎡の規模。1階に店舗を配置し、外装はシンプルな石張りを基調として重厚感のあるデザインを採用した。また、日本橋中央通りの街並みとの調和を意識し、1階店舗部分の壁面を後退することにより、パブリックスペースを確保。地下鉄コンコースと接続し、車椅子も利用できるエレベーターを設置することで、地下鉄出入口および館内も徹底したバリアフリー化を行う予定である。
 本計画では屋上緑化、高断熱ガラスの採用、窓ひさしの設置、地域冷暖房の採用、人感センサーおよび高効率照明器具の採用、吹き抜けを利用した自然換気システムによる空調エネルギーの軽減、再資源化の促進および再生資材の利用、産業廃棄物の低減など、「エコビル」としての技術・設備を取り入れた。
 竣工は平成20年6月の予定である。

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