週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

静岡駅前紺屋町地区市街地再開発組合 静岡駅前に25階建ビル開発 オフィス、商業など複合用途 「静岡美術館(仮称)」も開業予定

2007.03.05 17:28

 静岡駅前紺屋町地区市街地再開発事業が、2月16日に権利変換期日を迎えた。平成22年3月の竣工に向け、解体工事が着工している。
 同事業は、静岡駅前北口(静岡市葵区紺屋町9・10)の約1・0haの施行面積において、静岡駅前紺屋町地区市街地再開発組合が事業主体となり、地上25階地下2階建ての複合ビルと、地上10階地下1階建て、約380台数収容の駐車場棟を建設するもの。敷地面積は約6500㎡、延床面積は約5万3600㎡。総事業費は約199億円で、国から約35億円、市から約35億円の補助金が支給される。
 権利者数は17人で、ほとんどが法人であり、他に数名、店舗経営者などの個人が含まれている。準備組合の設立は平成8年。平成17年に都市計画が決定した。
 複合ビルの地下1階から地上2階までには権利者である戸田書店その他商業施設が入居し、4階と23・24階には同じく権利者であり「ブケ東海」を経営するTOKAIが宴会場を設ける。同社はオフィスフロアにも事務所を移転する。
 「駅直結で利便性の高いビルとなります。オフィスフロアは6階から22階まで、3階には『静岡美術館(仮称)』がオープンします。最上階の25階にはレストラン施設をリーシング中です」(静岡市都市局都市計画部市街地整備課新庄剛和氏)
 駅前北口において長年営業を続けてきた東海軒元本社ビルも、早ければ5月には解体される見込みだ。

PAGE TOPへ