週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日本土地建物 高座渋谷駅前複合ビルの優先交渉権者に選定 公共施設と民間用途の複合ビルを建設

2007.02.12 14:10

 日本土地建物(東京都千代田区)を中心とする清水建設、日本設計、オーエンスの4社で構成されるグループは、神奈川県大和市主催の公募プロポーザルコンペ「高座渋谷駅前複合ビル建設事業」において、優先交渉権者に選定された。
 この事業は高座渋谷駅周辺地域の土地区画整理事業の一環として、周辺の既存施設である「大和市役所渋谷分室」「渋谷学習センター」の移転計画に合わせ、同地区のまちづくりの核として、官民複合ビル建設の提案が「公募型プロポーザル方式」にて募集されたもの。計画地は敷地面積5300㎡で、地上6階地下1階、延床面積1万9757㎡のビルを計画している。日本土地建物は開発事業者として、大和市との間に30年の定期借地契約を締結し、官民複合ビルを建設。市と民間テナントに対して賃貸事業を行う。契約の終了後は買い取りを想定しており、売却予定年度の3年前から協議する。
 具体的な建物用途としては、3829㎡の公共施設部分に市役所分室、多目的ホール、図書室。民間施設部分7900㎡には、フィットネス、生鮮スーパー、銀行、ドラッグストア、カフェを誘致する。
 来年3月に定期借地権設定契約の締結と建設工事に着手し、平成21年9月に民間施設のオープン、同年12月に公共施設の開館を予定している。

PAGE TOPへ