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不動産業界往来

2006.11.20 14:15

■住友不動産、新中期経営計画を策定
 住友不動産(東京都新宿区)は、現在進行している「巡行成長3ヵ年計画」が当期末で終了するため、次期(平成20年3月期)を初年度とする新しい中期経営計画「第三次成長3ヵ年計画」を策定した。基本方針は、「10期連続増収増益」路線の継続と、成長ベースの維持だ。計画の内容は、3ヵ年計画期間中の累計業績目標を売上高2兆4000億円、営業利益4700億円、経常利益3800億円に設定。純有利子負債の自己資本に対する倍率(ND/Eレシオ)を2倍程度に改善(平成19年3月期2・8倍)するなど、自己資本の累積を目指す。
■ゼファー、近藤産業を完全子会社化
 ゼファー(東京都中央区)は、持分法適用関連会社である近藤産業の株式を取得し、子会社とする。近藤産業は大阪市中央区に本社を構え、メロディーハイムのブランドで近畿圏を中心に1万戸を超える分譲実績を有するマンション・デベロッパー。平成18年3月期の売上高は189億5200万円で、総資産は371億2500万円である。子会社化により、ゼファーにとって手薄な近畿エリアでの開発案件の発掘や、仕入れノウハウの共有などシナジー効果を創出する。本件によって、平成19年3月期の業績予想を売上高1260億円、経常利益106億円、当期純利益を54億円に上方修正する。

■東誠不動産が東証二部へ上場
 東誠不動産(東京都港区)は今月15日、東京証券取引所市場第二部への上場承認を得た。上場予定日は、平成18年11月22日で、同日以降は、同取引所とジャスダック証券取引所の2市場において、同社株式の売買が可能となる。

■アトリウム名古屋支店が移転
 アトリウム(東京都豊島区)は12月4日に名古屋支店を移転する。新住所は、名古屋市東区武平町5丁目1番地名古屋栄ビルディング11階だ。名古屋ビジネスの中心地である栄エリアに移転することで、地理的利便性を高めるとともに、人員増による規模の拡大に対応する。なお、アトリウム建設名古屋事務所も同日、同所に移転する。

■日本綜合地所が月島機械と業務提携
 水処理、廃遺物処理、大気汚染防止技術を有する月島機械(東京都中央区)と、日本綜合地所(東京都港区)が提携する。日本綜合地所が注力する環境配慮型マンション開発に月島機械のノウハウを活用する。また、月島機械子会社の月島不動産とも協力体制を築いていく。

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