週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ダイヤモンドシティ 日産村山工場跡に大型SC 三越・ジャスコなどが出店 独自開発の業態概念などを導入

2006.11.20 14:26

 イオングループのダイヤマンドシティ(東京都渋谷区)が、日産自動車村山工場跡地にて開発を進めてきた「ダイヤモンドシティ・ミュー」が11月18日にグランドオープンした。
 同SCは武蔵村山市および立川市が地域活力向上の中核となる商業機能の導入を目的に策定した「村山工場跡地北地区計画」に基づく事業である。
 約13万7000㎡の敷地に、地上5階建、延床面積15万㎡の建物を開発。両端に「三越武蔵村山店」と「ジャスコむさし村山店」を配置し、2つの核となる店舗を物販、飲食、サービス、カルチャーなど約180店舗を備える250m、3層吹き抜けの専門店モールで繋いだ。ダイヤモンドシティ・ミューが独自開発した業態概念「Life style Assortment Stores」を加えた3核1モールの構成である。
 「モールは快適で安全な遊歩道という考えで設計しております」とダイヤモンドシティ・ミューSCマネージャー・坂部正博氏が語るように、”人と環境にやさしいSC”の実現を目指して「ユニバーサルデザイン」を導入。見やすい場内案内図や給湯器を備えたベビー休憩室などを設置した。
 その他にも、シネマコンプレックス「ワーナー・マイカル・シネマズむさし野ミュー」や、日本初の直営店となるアメリカウォッチブランド「DAKOTA」なども誘致。核店舗の一つであるジャスコは地域最大級の約3400㎡の食品売場と、「イオンスタイルストア」と称する独自のファッションブランドを展開していく。なお、三越は郊外型ショッピングセンター初出店となる。

PAGE TOPへ