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ローヤル電機 銀座8丁目のビルを坪約1・1億円で売却 近隣との共同開発を断念 土地価格高騰を受け決断

2006.08.28 17:39

 小野グループ傘下のローヤル電機(福井県福井市)は、東京都中央区銀座8-9-17に所有する土地建物(小野グループ銀座ビル)を港区南青山の不動産会社リプロに売却した。
 物件の土地面積は135・64㎡で、建物は延床面積875・3㎡、地上7階地下1階の規模。現在は空ビルの模様だ。譲渡金額は45億1400万円で、1坪当たり約1億1000万円になる。
 同ビルは平成9年頃、老舗かばん店から当時小野グループ傘下にあったサンクスアンドアソシエイツに売却され、グループ間での売買を経て平成17年9月28日にローヤル電機が取得していた。当時の取得価格は32億4000万円である。
 なお、同ビル周辺では以前から共同開発の動きが見られていた。
 同社によると、「賃貸事業を行うことでの収益の貢献、並びに近隣地区との共同開発を企画して本物件を取得したが、銀座地域の土地価格の高騰、投資対効果、他社との合併・共同開発にかかる収益貢献までの時間などを総合的に判断し、売却することになった」としている。

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