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<注目の企業>不動産ビジネス・コンサルタンツ 大手が手掛けない案件を獲得 四国・東北等、地方物件の証券化をアレンジ

2006.06.19 16:23

 不動産ビジネス・コンサルタンツは、四国初の「地域完結型」証券化アレンジ、宮城県仙台市の立体駐車場の証券化業務など、地方物件の証券化に積極的に取り組み成長を続けている。
 「地方都市の不動産会社に足りないものは、金融・資産運用スキルである場合が多いと思います。PM業務については、地方の方が長年に渡ってオーナーに任され、一定の信任を得ていることが少なくありませんので、その優れた土台を活かして地元の発展を目指すことが可能でしょう」(吉川克弥氏)
 地方銀行がノン・リコースローン融資に積極的に取り組むことになれば、借り手側も中央のメガバンクをわざわざ利用する必要はなくなる。審査や交渉にかかる手間や、信用を元に低金利で融資を得るなど、地方銀行から借りた方がメリットも多い。つまり、地元マーケットに精通し、資産運用の優れたノウハウを持って地元の投資家から確固たる信頼を得ることができれば、自ずと投資家も地元の不動産に投資するというわけだ。
 不動産証券化ビジネスは、普及化・浸透化のフェーズに入っている。大手資本が手がけない案件を手がける機会の多い、地方・中小の不動産事業者こそ、不動産証券化・金融ビジネスのノウハウを学ぶことで、事業を拡大するチャンスだという。

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