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グランディア 開発事業拡大、新規物件取得など保有前提に100億円程度を投資 銀座グランディアビルⅡのテナント募集開始

2006.06.05 15:17

 銀座を中心に20棟の賃貸ビル・マンションを所有するグランディア(東京都千代田区)は、銀座並木通りで新築中の商業ビル「銀座グランディアビルⅡ」(中央区銀座3-3-14)のテナント募集を開始する。
 ビルの規模は地下1階地上11階、延床面積2025・77㎡で、基準階面積は約132㎡。募集賃料は平米1万2000円〜5万6000円程度(共益費込み)で、保証金は15ヵ月。B1〜2階は物販が対象で、その他のフロアは飲食も入居可能、6月一杯を目処にテナントを選定する。仲介(専任)は子会社のD・E・Pが行う。なお、竣工は本年12月頃の予定だ。
 「テナント募集の広告を一般紙に掲載するなど、広く募集を行っています。B1〜2階(351・67㎡)は一括貸しとなりますが、現時点でスーパーブランドや日本初進出のアパレルショップなどから問い合わせをいただいております。上層階に関しては、業種などのこだわりはありませんが、銀座並木通りにふさわしいテナントが入居してくれればと思います」(プロジェクト&インベストメント事業部)
 本プロジェクトは、5年前に取得してグランディアが本社として使用していたビルと、2年前に取得した隣のビルをまとめて建て替えるもの。周囲には銀座地区容積率緩和前の建物が多いため、地上11階48mの高さは頭一つ突き出ることになり、視認性も良好である。
 なお、同社では六本木3丁目でも商業ビルの開発を予定しており、今後開発プロジェクトを拡大していく。また、銀座グランディアビルの竣工後を目処に、保有を前提として100億円規模での新規物件取得を行っていく予定だ。

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