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フレクセス 電力使用量などを監視・制御データ分析して省エネを実現 多店舗ユーザー向けESCOを本格展開

2006.05.29 15:51

 オリックス(東京都港区)と日本工営(東京都千代田区)が共同出資し、ESCO事業を展開するフレクセス(東京都千代田区)は、多店舗を経営しているユーザーに向けて、ESCOの新サービス「たてんぽくん」を本格展開する。
 各店舗の照明、空調機器などに監視・制御用情報端末を導入することにより、各機器の電力使用量や店舗内外の温度、照明点灯時間などのデータを収集でき、同時に省エネ運転を実現。収集したデータは機器ごとや店舗ごとなど、インターネットでリアルタイムに閲覧できるため、省エネ効果の検証が可能だ。CO2削減量の自動計算や、電力会社の契約メニューを選別するプログラムなど、管理ツールも備えている。収集したデータを調査・分析し、その診断結果に基づき、より効率的な運用改善コンサルティングや最適な電力契約締結のサポートを継続的に行う。
 「たてんぽくん」は、フレクセスが省エネ設備の初期投資、省エネ効果の一定の保証を実施。そのため、利用者は一定のサービス料を払うだけで本サービスを利用できる。

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