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京王設備サービス  杉並公会堂の運営業務を本格的にスタート

2006.02.20 13:07

 京王設備サービス(東京都渋谷区)は、2月14日、「杉並公会堂」(東京都杉並区)のホール運営業務を本格的にスタートした。
同案件は、延床面積9846・27㎡地上4階・地下2階、塔屋2階からなるホールである。杉並区が老朽化した杉並公会堂を建替え、旧杉並公会堂の伝統を継承しながら、区の文化拠点にふさわしい新たな施設としてPFI方式により民間企業が建設・運営を行う。
 プロジェクトのスケジュールは、解体、建設を大林組(東京都港区)、設計・工事監理を佐藤総合計画(東京都墨田区)、完成後の施設の維持管理・運営業務を京王設備サービスが行い、2036年3月まで30年間運営することとなる。現在、地方自治体を中心にPFIの事業化が進む中、ホールを30年間運営するケースは全国でも初となっている。
 今後は、京王設備サービスが、施設の維持管理業務のほか各ホールおよびグランサロン、スタジオ等の貸出業務や、これらの利用に関する営業活動などのホール運営業務を実施することになる。
 なお、日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズホールとしての位置付けも加えることで、6月1日のリニューアルオープンに向けて「文化のまち」杉並のシンボルにふさわしいホールとしての運営を目指していく。

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