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石川島播磨重工業 4200名が勤務する「豊洲IHIビル」が竣工 「ユビキタスオフィス」の構築で業務の効率化・決定の迅速化図る

2006.02.13 15:23

 石川島播磨重工業(IHI・東京都千代田区)の本社機能が移転する新社屋「豊洲IHIビル」が竣工し、2月13日より、順次業務を開始する。
 IHIの本社移転は、昭和34年3月に当時の本社、中央区佃から現在の千代田区大手町に移転して以来、約47年振り。今回、本社が移転する豊洲IHIビルは、大規模再開発が進む豊洲地区の玄関口に位置し、オフィス利用を主とする地上25階の高層棟と、食堂、診療所、研修施設などのオフィスサポート施設としての利用を主とする地上4階の低層棟、そして両棟を結ぶ屋内広場のアトリウムで構成されている。
 新社屋にはIHI本社と関係会社を含め、約4200名が勤務し、営業、設計、管理など異なる部門が同一場所に集約することにより、業務の効率化と決定の迅速化を図る。
 新しいオフィス機能のコンセプトは「意思の疎通」「決定の迅速化」である。
 IP電話、電子会議、モバイルパソコンなどを導入し、また営業・設計・関係会社などは、同一事業ごとにフロア配置した上で、大空間を仕切らずに使用するなどで、いつでもどこでも働ける環境「ユビキタスオフィス」を構築することとなる。

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