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東急不動産 赤坂コーポラス(ブランズ赤坂)建替え事業に着手 首都圏発のマンション建替え円滑化法を適用

2006.01.30 11:31

 東急不動産(東京都渋谷区)は1月25日、「赤坂コーポラス」の本体工事に着手した。
 東京メトロ千代田線「赤坂」駅徒歩5分に位置する総戸数32戸からなる「赤坂コーポラス」の建替え事業は「マンション建替え円滑化法」を適用した組合施行方式によるもので、民間分譲マンションとしては首都圏発の事業となる。
 「赤坂コーポラス」は昭和32年に建築され、当時民間企業による分譲マンションはまだ目新しくメゾネット方式を採用するなどステータス性の高いマンションだった。しかし、築40年を迎えた頃から設備関連などを中心に老朽化が進み、耐震性能への不安やエレベーターがない等、管理組合で大規模修繕もしくは建替えの方向で検討が進められてきた。結果、法規上余剰容積があることから建替え事業者が参画するマンション建替え方式が管理組合で決定されるに至った。
 港区内で円滑化法を適用したマンションの建替事業として始めて「優良建築物等整備事業」の提供を受け、国、東京都及び港区より補助金交付を受ける予定だ。
建替え後は地上10階・地下2階、延床面積71118㎡、総戸数64戸からなるマンションとなる。
 なお、建替え後のマンション名称は今年から東急不動産が本格展開するブランド名「ブランズ」を冠した「ブランズ赤坂」に決定した。竣工は平成19年9月を予定している。

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