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長谷工コーポレーション 鉄筋工事の管理体制を強化

2005.08.15 10:51

 長谷工コーポレーション(東京都港区)は、自社で設計・施工するマンションの品質を高めるため、設計監理部の指導のもと、鉄筋工事の施工を、協力会社と一体になって検査・管理する体制を整えた。工事着手前の検討を始め、現場での協力会社との入念な打ち合わせ確認、さらに現地での配筋検査という3段階の検査体制を構築し、鉄筋工事の施工精度を高める。
 鉄筋工事は、専門の技術をもつ鉄筋工事会社が協力会社として施工しており、リーダー格の職長が設計図(構造図)や施工図を見て配筋する鉄筋を拾い出し、「加工帳」といわれる絵符を作成。さらに加工帳をもとに鉄筋加工場で所定の長さに切断したり曲げ加工した上で現場に搬入して取り付ける方法が一般的に行われてきた。
 長谷工では、こうした状況を踏まえた上で、鉄筋工事の精度や品質を確保するためには職長の技能のさらなる向上が不可欠と判断し、専門部署として「施工品質検査部」を昨年1月に設置。設計監理者および協力会社と一体になった検査・管理体制を整えることにより、マンションの品質をさらに高めていく。

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