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国土交通省 中心市街地の活性化支援本格化 街なか居住再生ファンドを組成

2005.05.23 11:42

 国土交通省と経済産業省は中心市街地の活性化支援を本格化させる。まず、国交省が「街なか居住再生ファンド」を来月創設する。経産省でも今年度から開始された「戦略的中心市街地商業等活性化支援事業」の一環で、今夏から中心市街地の商店街への支援を開始する。
 国交省の「街なか居住再生ファンド」は、中心市街地に点在する空きビルや空き店舗など既存建築物のコンバージョンによる住宅供給等といった民間の住宅整備事業を資金面でバックアップする制度だ。今年度は25億円の予算を確保しており、自治体の資金とファンドの資金を信託して地域ファンドを設置して、出資していく姿勢である。
また経産省の「戦略的中心市街地商業等活性化支援事業」は、空洞化している商店街を支援する制度であるが、こちらも今年度41億円の予算を確保。申請のあった民間事業者の事業を選定し、今夏に補助金の交付を予定している。

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