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フリーアクセスフロア工業会 原材料価格の高騰傾向が継続 値上り分をフロア価格に反映 ウィスカへの対策を促す

2005.02.07 17:05

 フリーアクセスフロア工業会は先月20日(木)、ホテルグランドパレスにて、賀詞交歓会を開催した。
 冒頭、日立機材の田村浩会長は「適正な価格の実現、すなわち値戻しとそれに見合う質の向上に対して、業界全体で取り組まなければならない」と今年の抱負を語った。
 中国市場の拡大などにより、原材料価格の高騰が続いているが、こうした値上り分をフリーアクセスフロアの売値に反映させていく様相である。
 また、昨今、注目を集めているのがウィスカへの対策である。大手電算機メーカーは、フリーアクセスフロア内の電気亜鉛メッキから生じたウィスカが、電算室内コンピューターのシステムエラーを生じさせていると主張し、業界を震撼させたが、因果関係は確定していない。しかし、同工業会はシステムエラーの一因という可能性を否定できない以上、何らかの対策が必要であることを提言している。
 近年、利益率の面で厳しい市況が続いたが、今後は工業会として特に価格面に対し、意思表示していく姿勢である。

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