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三菱電機 電波を用いた「侵入者検知システム」を開発 1台のセンサーで1500mを監視

2004.11.22 17:30

 三菱電機(東京都千代田区)は電波を用い広範囲を監視できる「侵入者検知システム」を開発した。
 同製品は1台のセンサーで建物の周囲等を1500mにわたって監視可能なため、多数のカメラや赤外線ビームを配置する方法と比べ低コストで監視システムを構築することができ、また信号の周波数帯域を拡散させて送信する「スペクトラク拡散」技術を応用し送信波と受信波の時間差を精密に測定して±3mの精度で進入位置の特定が可能なほか、降雨や風など誤検知を減らす検出アルゴリズムを開発することで信頼性を高めた。
 パンチルトズームカメラと連動させることで侵入者の追跡も可能となる高度な進入監視システムとしての展開も可能になるため、広大な敷地を持つ重要施設の監視など同開発の特長を生かせる分野での事業化を目指していくという。

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