週刊ビル経営・今週の注目記事

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ビル業界往来

2004.10.11 16:56

★リーシングのポイント!
不動産証券化市場拡大に伴いファンドを組成し、今年第3号目となる流動化物件を取得したヒューネット(東京都北区)の強みはリーシング力。責任者の山下保美氏は、そのポイントについて、地元仲介業者との関係を挙げる。優良な小口テナント情報を得るためには、機械的な業務だけでは足りず、担当者のパーソナリティが求められる場面が多々あるという。

  ★付置義務の是非は?
ビル・マンションの付置義務に伴う、駐車場設置ニーズ対し、1990年初頭より精力的な営業を展開している住友重機械工業(東京都港区)。現在、都内の多くの高層建築物に駐車場が設置されることとなったが、利用状況に偏りがあると担当者は洩らす。都内の高級マンションでは、ほぼ100%の駐車スペースが必要になってきている一方、オフィスビルでの利用率は低いのが現状であるようだ。

  ★外壁コンテスト
建築改装協会(東京都中央区)主催による第3回外壁改装作品コンテストの応募受付が来月1日から始まる。来年3月31日が期限となっており、応募された作品の中から建物の意匠性・機能性・意外性・完成度等を審査し、優秀な作品が表彰される。なお、選考委員は東京大学大学院教授の坂本功氏を委員長とし、東京大学大学院助教授の清家剛氏を副委員長、東京都立大学院助教授の小泉雅氏等によって構成される。

  ★新発売!
シューズ、プラスチック、産業資材など多様な商品を取り扱うアキレス(東京都新宿区)は、今月1日より、結露抑制用フィルム「結露主任」を新発売している。近年、冷暖房の効率を良くするために窓ガラスの気密性が高められているが、このことにより、室温と外気温の格差が広がり、結露が生じやすくなっている。このような状況を背景に、新たなマーケットの開拓を目指す。

★修了者は17万人
日本ビソー(東京都港区)は、今月4日より、ゴンドラ講習を行っている。講習内容は、ゴンドラ取扱業務特別教育規定に則り、ゴンドラに関する基本的知識、ゴンドラ操作に必要な電気に関する知識、関係法令など。1973年より行なわれている、この講習の修了者は17万人に上る。受講料金は6300円とリーズナブルで、実技が盛り込まれているなど徹底した内容であることが人気の理由であるようだ。

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