週刊ビル経営・今週の注目記事

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ビル業界往来

2004.07.12 11:57

☆キャラバン隊結成
 旧千代田生命の不動産部を母体とするPM会社の新栄不動産ビジネスは、関東圏内の管理物件約150棟の設備を順次点検していく設備キャラバン隊を組織している。設備毎の専門家が各ビルを訪れるこの取り組みはオーナーから好評を得ているという。

☆早起き作戦決行
 東京都内に約40棟のビルを所有する長岡不動産常務取締役の長岡慶憲氏は大のサッカーファン。ギリシャの優勝で幕を閉じたサッカー欧州選手権は開催地がポルトガルとあって、日本での放送は0時から明け方までという深夜の時間帯。そこで長岡氏は10時就寝、3時起きという「早寝早起き作戦」を実行したそうだ。

☆看板に光触媒
 街で見かけることも多いテナント募集看板だが、東京・銀座に本社を構えるサンフロンティア不動産ではその看板に光触媒加工を施している。セルフクリーニング効果で美観が損なわれない他、空気を浄化する作用もあるなど街に貢献できることから設置のビルのオーナー以外からも好評を得ている。

☆私書箱に注意
 渋谷区代々木に5棟のビルを所有する瑞宝興業代表取締役の稲垣俊勝氏は、入居契約前に取引相手の現住所まで赴き使用状況の確認を欠かさない。つい先日も引き合いがあったため恒例の現地確認に向かったところ、そこで目撃したものは「私書箱」。慎重を期して取引は見送ったとのこと。

☆禁煙失敗
 江戸川区小岩でビル経営・不動産仲介業を営むオランダ商会代表取締役の西正登史氏は自称愛煙家。喫煙開始は26歳と遅かったそうだが、今では立派なヘビースモーカー。そんな同氏も禁煙に挑戦したことがあるのだが、禁煙補助剤を使用したところ煙草の美味さを思い知り以前より本数が増えてしまったとか。

☆早食いチャンプ登場
 昨年汐留に完成した日本テレビ新社屋商業ゾーンリモデルのコンサルティングを受託した丹青モールマネジメントでは、テナントリーシングの第一弾としてホットドッグショップ「ネーサンズ」の誘致を提案。オープン日には米国ホットドッグ早食い競争4連覇を成し遂げた小林尊(たける)さんを招いてイベントを開催した。その効果もあり開店後の売り上げは上々だという。

☆不思議な縁
 千代田区飯田橋で技宝堂ビルを経営する矢島涼子氏は、学制改革以前の4年制豊島女子高校の最後の卒業生。同級生にはもう一人ビルオーナーがいる。大阪市北区で北梅田ビルを経営する阪口久子氏である。互いにビルオーナーになるとは思ってもいなかったそうだ。

☆コンバージョン研究会
 大阪市内に3棟のビルを所有する大阪北野ビル代表取締役柳原賢治氏は、近頃コンバージョンに関心があるという。同氏はPPI動画・設計研究所の三好庸隆氏らが中心となって開催されている「コンバージョン研究会」に参加し、情報収集に励んでいる。

☆防災訓練に800人
 サンシャインシティオフィス営業部次長の本橋正氏は、サンシャイン60で実施している防災訓練への館内ワーカーの参加率の高さは管理者冥利に尽きると語る。消防局の協力を得て3月中旬、11月中旬の年2回実施されるその訓練には毎回700~800人が参加。

☆落札ならず
 千代田区、中央区など東京23区内に9棟のビルを所有する電子機械サービス代表取締役の福永忠男氏は、先日新たなビル取得を試み競売に参加。今回は縁がなかったのか、入札価格より数十パーセントも高い値段で他社に落札されてしまった。しかし、所有灯数が2桁の大台に乗る日は近そうである。

☆パネリストで参加
 千代田区内神田でビルを経営する裕幸社代表取締役の平岡直記氏は、日本ビルヂング経営センター主催の特別研究セミナー「小規模リニューアルの成功例と資産リノベーション事業の展開」にパネリストとして参加した。修繕・リニューアルの効果を「テナント満足」「オーナー満足」に項目分けしたレジュメを用意して解説。ビルオーナー独自の視点が参加者には好評だったそうだ。

☆匠の技を継承
 千代田区神田のビル管理会社ニュービルディングサービスの代表取締役社長金崎誠氏は、匠の技を継承する本建築の事業も手掛ける。資産家からの仕事が多くエピソードには事欠かないが、あるビルオーナーの別宅を施工した時など材料から吟味して完成させた壁面にお気に入りの絵画を飾ったところ、どうもしっくりこないと言われ絵に合わせて壁を作り直したという。

  ☆映画評論
 武蔵野市吉祥寺でビル経営の他、吉祥寺のランドマークとも言える映画館「バウスシアター」を運営する井の頭会館・武蔵野映画劇場 代表取締役社長本田氏。さぞ映画にはうるさいと思いきや、以外にも1番好きな映画はないという。立場上、それぞれの作品やスタッフや配給会社の苦労があつことを知っているため、1本には絞れないそうだ。

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