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福田組 現地土を型枠として利用する工法を実用化 環境負荷削減などに配慮

2004.06.21 15:58

 建設工事に伴う、多量の残土発生や木材等の使用による資源消費など、環境負荷に与える影響が、近年大きな問題となっているが、福田組(新潟県新潟市)では、このような時代のニーズに対応すべく、現地土を固化して型枠として利用する建築基礎工法「GAM工法」を実用化した。
 「GAM工法」は、あらかじめ現地土を固化し、良質地盤を造ることで、根切り・残土処分・型枠・基礎砕石・捨てコンクリート・埋戻しなどを省略した。これによって、基礎のコスト削減・工期短縮を可能にし、建設残土の発生・処分量が大幅に削減。また型枠材などが不要で廃棄物減少・省資源につながる環境に配慮した工法である。また在来型枠工法に比べて基礎のコスト削減・工期短縮を実現している。
 すでにショッピングセンターや倉庫などで採用されている。

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