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エコサイクル EDCによる土壌・地下水浄化法を開発 従来工法に比べて費用は約5分の1

2003.12.22 15:12

 バイオベンチャーのエコサイクル(富山県富山市)は土壌・地価水汚染浄化の新手法として電子供与体(EDC)を用いたバイオレメディエーションを展開している。
 EDCとは、食品材料から生まれた浄化栄養源で、土中の微生物に栄養を与えることで活性化させ、その微生物に有機塩素化合物・六価クロムによる汚染土壌・地下水を浄化させるものである。
 EDCによる浄化工法の利点としては、他工法に比べて5分の1程度というコストの安さと、VOCの汚染サイトで80日前後、六価クロムの汚染サイトで20日前後という浄化までの期間の短さが特徴。また、食品から作られているために環境に対しても安全で、工場や店舗の操業中でも浄化工事が可能だという。
 なお、調査・施工には日立プラント建設サービス(東京都渋谷区)があたり、汚染の有無の簡易調査からボーリングによる詳細な調査、各種工法による浄化までを手掛ける。

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