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鹿島建設 「コリジョンジェット工法」を実工事に適用 はつり処理において深さを高精度に制御 鉄筋裏に付着のコンクリートも完全除去

2003.12.08 14:11

 鹿島建設(港区)は、はつり深さを制御できるウォータージェット工法「コリジョンジェット工法」を実工事に適用した。
 同工法は、はつり処理(高圧の水噴流によりコンクリート構造物の劣化部分だけを誤差10ミリ以内の高精度で除去)においてその深さを高精度に制御でき、鉄筋に損傷を与えないことから、コンクリートの劣化部分だけを一定の深さで除去する場合に適している。
 また、鉄筋の裏側に付着したコンクリートも完全に除去することが可能なため、日本道路公団規格の「ウォータージェット工法のはつり処理性能試験」においても、高い水準で合格している。
 同社は、グループの大興物産ほか計4社の施工会社に実施許諾を行っており、4社各社ともに処理性能試験に合格している。
 同社では今後もコンクリートの健全部や鉄筋を損傷させない同工法の利点を活かして、既存建築物の機能を向上させるとともに、長寿命化を図る技術としても積極的に提案を図っていくという。

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