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三菱総合研究所 土壌汚染評価の新手法を共同開発1件当たり5000円で評価

2003.11.10 17:03

 三菱総合研究所、東京海上火災保険、東京海上リスクコンサルティング、三菱マテリアル資源開発は、1件当たり5000円で土地汚染状態を評価する確立モデルを利用した新手法を共同開発し、ビジネスモデル特許を出願した。土地の評価額は土壌汚染の有無や汚染の度合いによって大幅に異なってくるが、従来の評価法では簡易的なものでも1件当たり数十万円もの費用がかかっていた。
 今回開発された新手法は土地所有者からの申告事項を業種などの客観的事実に限定し、土壌汚染の可能性は土地の使用履歴や周辺の土地の利用状況から統計的な処理によって算定。その上で汚染が発見された場合に発生する浄化費用を過去の同様の事例から予測すると共に、三菱マテリアル資源開発が浄化費用の上限金額を保証することによって土地の評価額を確定する。
 土地所有者の主観が排除されるこの手法は、従来方式に比べて正確性は高いと言う。

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