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イトーキ 製造時のCO2排出を4割削減 引き取った机のリサイクルも検討 ペットボトル再生デスクを開発 直接成型技術の実用化に成功

2003.07.14 17:18

 イトーキ(大阪市)では、業界初となるペットボトル再生材使用デスク「CZYデスク」の販売を今月中に開始させると発表した。ISO14000取得企業や全国の官公庁が主なターゲットで初年度の販売目標額は40億円。
 同社はペットボトルをペレット化する前の再生材料であるフレークを原材料とした成型技術をオフィス家具業界で初めて確立することに成功、ペット樹脂再生材のフレークから直接成型することで、デスク製造時の使用エネルギーの削減を実現している。
 例えばCO2の排出量については片袖デスクで約40%の削減に成功した。また、ペット樹脂は強く丈夫なだけでなく、有害物質の流出も無いという優れた特性を持つ。同社では商品廃棄時に引き取ったデスクのペット樹脂部分を回収して製品にリサイクルすることも検討しており「ゼロエミッション」への更なる貢献をしてゆく考えだ。
 主な商品の仕様及び価格は以下の通り。両袖デスク10万4300円〜、片袖デスク7万4000円〜、平机4万3300円〜、脇机4万8300円〜。

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