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ラサール インベストメントマネジメント インク 不動産市場の分析と投資戦略をレポートアジア市場が注目の的

2003.01.27 11:34

 世界最大の総合不動産サービス企業であるジョーンズラングラサールグループ傘下の不動産投資顧問会社ラサールインベストマネジメントインクは「2003年度版投資戦略」を完成した。
 同レポートは、世界の不動産市場分析と不動産投資に関する包括的な調査をまとめたもので、この1年の不動産戦略のためのグローバルな背景の見通しが述べられており、顧客やポートフォリオ・マネージャーに対し、まだ低リスク資本を魅きつけてはいないものの間もなくそうなるに十分な大きさの市場に投資し、「コアに群がる投資家」に先んじるように勧めている。概要は以下の通り。
 リースアップされた不動産が、法人及び個人資本の両方にとって好ましい投資の一つとなっている。しかし、まさにこの資本の偏重こそが、不動産のリスクと特性を変化させているため、2003年に入り、安全性の価格は上昇し、リスクの幅は上下ともに圧縮されている。
 全体としては、現在の周期的な段階においては引き続きコア不動産が投資家のポートフォリオの中で主導的役割を果たすべきであると考えられるが、他の投資家たちも同様にコア不動産を求めるにつれて、欧州や北米市場においてリスクと収益の真ん中に「スイート・スポット」が現れてできている。これらの地域投資家たちは、コアというほどでもない物件でも、注意深く再配備やリースをすれば拡大中のコア市場で数年後には売却可能な不動産に価値を付け加えることで、充分な見返りを得ることができる。また、不動産に資金を調達する資本構造に大きな不均衡が存在し、資金借り入れのコストと不動産の収益の差が周期中で最高の状態であるアジアのような市場が好ましいと考えられる。

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