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松下電器産業 SS画像無線電送システム発売

2003.01.20 13:49

 松下電器産業(大阪府門真市)は、ケーブルの敷設が困難な場所での監視や、仮設イベント会場などでの監視・安全対策に効果のあるSS画像無線伝送システムを15日より発売している。
 SSとは「SPREADSPECTRUM(スペクトラム拡散)」の略で、一次変調された信号に、特殊な符号を掛け合わせることで電波干渉妨害に強い特性を持たせているのが特徴。これにより、送信機につないだカメラの映像を、安定した形で送信機につないだモニターで見ることが出来る。
 また、設置についてはケーブル敷設工事が不要なだけでなく、無線局免許も必要無いことから、簡単にシステム導入を図ることが出来る。
 加えて、障害物がある場所でもカメラ映像を伝達出来る様、送信機に中継機能を搭載しており、最大2段の中継通信が可能になるという。
 更に、1台の受信機には最大4台の送信機を登録可能で、4ヶ所をコントローラーのワンタッチ操作で切り換えながらモニタリングすることもすることもできるという。
 小売希望価格は送信機が19万5000円、受信機が20万円、コントローラーが4万円。
同社では公道を挟む屋外駐車場やイベント会場での監視など広い用途での活用を見込んでいる。

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