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日立ビルシステム 整備・修繕周期の自動積算機能を付加中昇降機メンテ「ヘリオス」を強化

2002.12.16 17:51

 日立ビルシステムはエレベーター毎の稼働データによる最適なメンテナンス・部品交換インターバルの実現などを目的に、11月から愛称「スーパーヘリオス」の導入を開始した。(ヘリオス:エレベーターリモートメンテナンスシステムの略)
 同社では1994年4月より業界に先駆け、エレベーターを極力止めずメンテナンスを行う「ヘリオス」の導入を積極的に行ってきた。「スーパーヘリオス」はこれにエレベーター毎の設計・施工データ、設計環境、使用頻度、故障の修復履歴等全てのデータをリアルタイムに解析し、整備や部品交換周期を自動積算する機能を付加した。これにより、作業指示と部品出庫指示を自動的に行う最適なメンテンナンス「新保全サービス」を提供することが可能になった。
 新保全サービスの内容は以下の通り
 ①万が一の閉じ込め故障時、技術員の到着前に遠隔操作で、閉じ込め者の救出が可能。②リアルタイム故障解析システムにより、復旧時間を短縮化。③ブレーキ精密自動診断機能の追加④部品寿命予測アルゴリズムによる、最適部品交換周期と個別計画保全の自動設定により、故障発生が低減。スーパーヘリオスを介して、エレベーターの利用頻度など、蓄積した過去の保全情報をもとに適切な保全を提供。⑤24時間265日、カスタマーセンターで非常時の直接通話や故障・予兆情報をキャッチし迅速に対応。⑥全国265ヶ所のサービス拠点と約3500名のメンテナンスエンジニアで要望や緊急時に迅速に対応。

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