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三菱電機ビルテクノサービス 昇降機の手すりを自動清掃

2002.10.14 17:11

 三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)は、エスカレータ手すり自動清掃装置「NewエスピカH内蔵型」の販売を10月10日より開始した。
 エスカレータの手すりは、毎日不特定多数の利用者が直接触れるため、汚れや雑菌が気になりやすく、特にデパートやスーパーマーケットなどの流通施設では、手すりの汚れが施設全体のイメージダウンに結びつくこともある。
 三菱電機ビルテクノサービスがエスカレーター利用者に実施したアンケートでは「エスカレーターの手すりの汚れが気になる」76%、「触りたくない」64%という結果になった。
 「NewエスピカH内蔵型」は、除菌抗菌剤入り洗浄液を含んだ「清掃布」が手すりの表面を自動清掃するものだ。「清掃布」は巻き取りにより毎日新しい部分を使用。通常は3カ月に1回のメンテナンス時に「洗浄液」「清掃布」を交換するのみ。また、「NewエスピカH内蔵型」は双方運転に対応できる為、閉店時間などに運転方向を変えている流通施設などに最適と言える。外付け型の自動清掃装置は、外部に清掃装置が露出しているため美観を損ねる要因となっていたが、この商品は内部に収納してあり、デザイン性も高いものとなっている。また、自動清掃のため清掃要因の省力化が可能だ。
 販売形態は1カ月8000円の貸与契約のみで、契約期間は5年間。販売目標は、初年度300台程度を予定。

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