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三浦工業 7月より新型軟水装置の全国販売をスタート

2002.07.01 17:37

 小型貫流ボイラーのトップメーカーである三浦工業(愛媛県松山市)は新型の軟水装置「ZソフナーMSWシリーズ」を7月から全国発売する。軟水装置とはボイラーに欠かすことのできない装置で、ボイラー水管へのスケール付着の原因となる原水中のカルシウムやマグネシウムの硬度成分を除去をするものである。
 今回発売する「ZソフナーMSWシリーズ」は、従来の装置にないモジュール型樹脂筒を連結するという斬新な構造の製品である。また2基の通水ユニットを装備しており、24時間の連続軟水供給が可能となっている。
 その他の特長としては以下の通り①再生塩を最大80%節約可能・採水時の水の流れ方向とイオン交換樹脂再生時の塩水の流れ、方向を逆転させる対向流再生方式を採用し、再生塩を無駄なく使用でき、単筒タイプの軟水装置に比べて最大80%の再生塩を節約できる。②採水量を自動調整・原水硬度の変化に合わせて、採水量を自動調整し、硬度リークの予防と再生塩の節約に有効。③硬度リークで自動切換可能・硬度計(オプション)の測定値を通信でモニタリングし、万一、硬度リークを判定した場合、通水ユニットを自動で切り換えて軟水を確保する。④再生の状態を監視・再生時に塩の濃度を比重で判定し、必要濃度以下の場合、ランプや液晶で知ることが出来る。⑤通信機能を搭載し、Zソフナー自身が自動通報を行い、24時間、365日安心のオンラインメンテナンス対応となっている。
 更に、塩水タンクの別置き可能で、設置条件に合わせて自由なレイアウトに対応できるという。  価格は、180万~295万円。

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