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国内の名建築を集めた写真集

2002.04.15 15:49

 明治から昭和期にかけて活躍した日本国内の名建築物件の写真集「都市の記憶」が白揚社より出版された。A5判384ページで3500円。
 「都市の記憶を探そう」と題した第1章では、旧第一勧業銀行本店や旧東京証券取引所など、惜しまれながら姿を消した名建築21棟についての写真を集めている。
 第2章「魅惑のビルディング」では、明治生命館、日本銀行本店、近三ビル、和光など、各地に現存する明物件をフルカラーで紹介している。
 更に第3章では「まちに残る歴史の証人たち」と題し、全国各地に残るオフィスビル1274件についてリスト化している。
 カメラマンは建築遺産の撮影における第一人者の増田彰久氏。また鈴木博之東京大学教授による近代化建築の足跡回顧や、弁護士小沢英明氏による建築保存をめぐる法制度のあり方に対する提言などが収められている。

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