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ダイキン工業 高性能内融式永蓄熱ユニット

2002.02.11 17:17

 ダイキン工業(大阪市)は、省エネ・省スペース化を図った高性能内融式氷蓄熱ユニット「ピークシフト専用機」を新開発した。また、「空冷冷専タイプ」のモデルチェンジも行った。
 ピークシフト運転は夜間に氷を蓄え、冷房負荷が低い日は単独解氷運転を、冷房負荷が高い日は解氷運転と熱源機の追いかけ冷却運転を行って、日中の空調電力をシフトする運転パターンである。割安な夜間電力の利用と設備容量のミニマム化でランニングコストは大幅に軽減される他、地球温暖化の抑制にも大きく貢献する。「ピークシフト専用機」を利用すると、年間空調電気代は非蓄熱システムに比べ約25%節約できる。また、現地築造式ではなく、熱源ユニット、ポンプユニットと蓄熱タンクユニットそれぞれが一体化した工場組立て式のユニットタイプなので現地での搬入や施工も大幅に簡素化される。さらに前日の蓄熱残量より判断して、その日の蓄熱利用量を決める自動負荷予測モードと、最大負荷対応、最小電力対応のいずれのパターンにも自由に設定できるマニュアルモードを備えている。
 365日24時間遠隔監視する「エアネットシステム」機能が標準搭載されており、機械の故障を未然に防ぎ最適な運転状態の維持と長寿命化をサポートすると同時に、トラブルが発生した場合でも迅速に対処される。

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