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渋谷ビル経営者協会 雑居ビルに変わる呼称募集 老朽・小型の悪い印象を払拭するのが大きな狙い

2002.01.07 17:38

 渋谷ビル経営協会では、「雑居ビルと呼ばないで!」と銘打った活動を1月より開始する。
 同キャンペーンは、新宿歌舞伎町雑居ビル火災以来すっかり定着してしまった感のある「雑居ビル」という呼び名に対しての改正を求めるものである。
 通常、マンション・事務所ビルでも1階には店舗が入居していることが多い。
 また消防法では1つのビルで2つ以上の用途に使われている場合は「複合用途防火対象物」または、「複合用途ビル」と規定している。しかし、この言葉を規定しているはずの消防署のほか、警察、役所または、新聞、テレビ等のマスコミでもこうしたビルを「雑居ビル」と呼んでいる。
 同協会では、この「雑居ビル」という呼び名からくるイメージが「ごみごみして汚い」「管理がいい加減な」「危険」「スラム化した」などの悪い印象を与え、経営者にとって大切な財産であり、商品であるビルをそう呼ばれることは、マイナスであり、ビルの運営にも響くとの事から、雑居ビルに代わる新しい呼び名を考え、関係各方面に働きかける。
 現在の候補は、多用途ビル・複合用途ビル・複合ビル・混合ビル・多目的ビル・商業ビル・集合ビル等であるが、その他にも何かよい名称があれば広く募集していきたいとの考えだ。
 新しい呼び名を思いついた方や、この活動に興味を持った方は小紙編集部か同協会幹事である瑞宝興業代表、稲垣俊勝氏まで問い合わせ願いたい。連絡先は03-5379-2218まで。

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