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三菱樹脂 水槽・冷却塔中心にリフォーム事業強化

2001.08.13 17:19

 三菱樹脂(東京都千代田区)は、水槽・冷却塔などの設備機器製品のメンテナンス・リフォーム需要の増加に対応し、水槽や冷却塔を中心としたメンテナンス・リフォーム事業を強化している。
 同社は、1999年1月に設備機器のメンテナンス・リフォーム業務を専門とする100%子会社のヒシテック(東京都台東区)を設立し、メンテナンス事業を委譲、ヒシテックはTOTOの製品など他社製品も含めたメンテナンスやリフォーム、周辺部材の販売を行っている。
 今回、ヒシテックでは顧客の要望による迅速な対応を行うため、設備機器のメンテナンス情報を提供するホームページを開設し、水槽・冷却塔の保全・点検・取り替え工事時期の情報提供サービスから、注文の多い周辺製品の販売を開始した。
 今後もホームページをさらに拡大していく予定で、他の設備機器製品メーカーと随時提供しながらインターネット上の設備機器製品の総合サービスサイトを目指し、メンテナンス契約の受注拡大および機器・周辺部材の販売増加を目指している。
 水槽や冷却塔など設備機器は、建設市場全体の低迷から新設物件が伸び悩んでおり、診断や点検・清掃・補修・取り替え及び配管工事などの需要は増加傾向にある。
 また、最近は設備機器を新しいものに取り替えながら建物を長く使おうという傾向にあることに加え、現在主流であるFRP製水槽は発売から約35年が経過し設計耐用年数(15年)を経過した物件が毎年増加することから、今後もメンテナンス・リフォームの需要は一層の拡大が予定される。ヒシテックは、ホームページの拡大と他メーカーとの提携で売上増を目指す。

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