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従来比6割の省エネ運転 三浦工業が「新型逆浸透膜装置」発売

2001.06.25 11:06

 ボイラーメーカーの三浦工業(松山市)は、今月より新型の逆浸透膜装置「Zピュア-MRO-4Aシリーズ」の販売を開始した。
 原水中のイオン類・バクテリア・細菌などといった不純物をRO膜でろ過し、処理水と濃縮水に分離する逆浸透膜装置は、純度の高い処理水を必要とする医療分野や化粧品製造、精密部品洗浄などに用いられて来た。
 今回の新商品はマイクロコンピューターの搭載により、液晶表示部分に運転圧力や給水温度など、合計6項目の管理用指標をディスプレイ出来る様になったのが特徴。またタイマー機能により任意の時間帯に運転することも可能になった。
 更には、高性能のROエレメントとインバータの採用により従来比で60%の省エネ運転を実現、運転音も15デシベル低減させた。
 設置スペースについても30%のスペース化に成功、これにより側面からのメンテナンス・配管スペースが不要になった。
 本体標準価格は138万円から。同社では医療用蒸気滅菌器の前処理や器具洗浄水などの用途に向け年間100台程度の販売を見込んでいる。

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