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日本環境美化協会 室内のタバコ臭消すクロス工事
2001.06.11 15:01
日本環境美化協会(東京都品川区)は、環境対応多機能型クロス染色工法「超壁紙染色」を発売した。
これは、酸化チタンによる光触媒作用を利用したもので、タバコの臭いの素になる「アセトアルデヒド」に光をあてることにより、水と炭酸ガスに分解する。
「超壁紙染色」は施工前の内壁を150℃のスチームで除菌クリーニングしたあと、オリジナルクロスを染色する。完全に塗料が乾くまで、約2週間かかるものの、施工直後からの使用も何ら問題はない。
この、クロス染色工法の特徴は、ニオイ(悪臭)の分解(タバコ、動物、アンモニア等)、防カビ、抗菌効果、ホルムアルデヒドの抑制、汚れがつきにくい点などが挙げられる。
また、コスト面でも平米あたり1500円から可能と従来のものと比較しても割安となっている。短時間での作業が可能な点も魅力の一つ、施工後のニオイも残ることはない。
クロス張りの半分の時間で作業可能なこの工法は、焼却時にダイオキシンを発生するクロスをゴミにせず、再生することができる上に、シックハウス症候群の原因でもある、ホルムアルデヒドも分解する事が可能なことに加え、カビや一般細菌の繁殖を抑制する効果もある。