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イトーキ 電磁波シールド性能を持つスチールパーティション発売 機密漏洩防止などの効果期待

2001.05.14 14:47

 イトーキは5月8日、業界初となる電磁波シールド性能を持ったスチールパーティション「EMウォール30」を発表した。
 同商品は清水建設との共同開発によるもので、従来のスチールパーティションでは各部材間のすき間や、金属材料を使用していないところから電磁波が通り抜けてしまっていたのに対し、部材間のすき間を無くし電気的導通を高めるなどして電磁波シールド性能を確保することに成功した。
 「30デジベルの電磁波シールド性能を有しており、電磁波の動きを1/32に減衰することが可能です。また外観上も従来のスチールパーティションと殆ど変わることがありません」(同社)
 携帯電話や無線LANの普及によりオフィス内には様々な電磁波が飛び交う様になった。と同時にコンピューターやサーバーなどの情報機器の誤作動、ワイヤレスマイクの混信、情報の外部漏洩、事業所PHSがつながりにくいなど様々な問題が生じるようになった。
 今回のEMウォール30の発売により、より業務効率の高いオフィス空間の実現が可能になるとみられる。
 価格は平米あたり3万1500円より。同社では初年度で1億円の販売を見込んでいる。

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