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日本ビルヂング経営センター主催 ビルの資産価値増大戦略を探るセミナー 250人が参加

2001.03.05 17:27

 日本ビルヂング経営センター、不動産経済研究所の主催によるビル経営セミナーが28日、千代田区の日本都市センターで開催された。
 今年のテーマは「21世紀ビル経営の展望と戦略はこれだ」と題し、魅力あるオフィスビル再生の方策を探った。
 約250人のビル事業者が参加した同セミナーは、午前十時の三菱地所取締役社長福澤武氏による基調講演「国際都市間競争と都市再生」に始まり、慶應義塾大学教授の竹中平蔵氏が「21世紀の日本繁栄の条件」について講演し午前の部を終了。
 午後は一時より「オフィスビル価値増大化の知的戦略」と題しシンポジウムを開催、その中でビル経営の今後はソフト面(マネージメント)が資産増大のキーワードになると提示した。
 「激しい変化の波にさらされているオフィスビル市況だが、大量供給の見込まれる2003年はビル全体の約半分の面積を占める500坪~3000坪の中小ビルが鍵を握る」(ザイマックス代表取締役島田雅文氏)
 その他には不動産の金融商品化はビルの情報開示が重要となる事、中小ビルの再生がビル業界の課題であり、IT対応が切り札である事を指摘した。

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