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パシフィックセンチュリー PM業務を興銀金系業者に一括委託

2000.12.25 15:39

今年6月に設立された興和プロパティマネジメントに
 日本パシフィックセンチュリーグループ(千代田区)は、来年11月竣工を迎える大型複合ビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」について、プロパティ・マネジメント業務を興和プロパティマネジメントに委託すると発表した。大型ビル建設プロジェクトにおいて竣工前からプロパティマネジメントが委託されるのは今回が初めてのことになる。
 興和プロパティマネジメントは日本興業銀行系の不動産会社興和不動産と日本設計により今年6月に設立されたプロパティマネジメントの専門会社。一昨年竣工した品川インターシティなど大型・高機能ビルを所有・運営する興和不動産グループの一社としてビルのライフサイクルコストの削減、高度化するテナントニーズへの対応を図っている。
 パシフィックセンチュリープレイス丸の内は丸ビルの建替え、旧国鉄本社跡地、永楽ビルヂング建て替えなど大規模な開発が続くJR東京駅周辺開発プロジェクトの第一弾として進められているもので、2001年11月の完成を目指している。
 規模は地上31階建て、地下4階建てで延床面積は8万1752平米。
 一般超高層ビルの2割増相当の耐震レベルを有しており、阪神・淡路大震災レベルの震災であってもビルの主要機能については確保されるという。
 現在のところ主要テナントとしては大手監査法人のトーマツや電通関連会社の電通ヤングアンドルミカムらが決定している。

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