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<トピックス>希望社 一括発注代行用いて建築コスト13%削減

2000.09.18 16:51

 日本国におけるコンストラクションマネジメント(CM)の草分け的存在である希望社(岐阜市)が北海道の中堅建設会社箱崎と提携し実行予算について平均13%のコストダウンに成功。話題を集めている。
 今回、希望社側は箱崎に一括発注代行サービスを提供。これは工事見積りの作成に対して箱崎の協力会社も含め、多くの専門工事会社から見積りを徴集することで、競争的に専門工事を調達し結果として工事原価を安くするものだ。
 従来のCMは建築主側の依頼によるものが主体であったが、それに対し、価格競争の激化の中で厳しいコストダウンを強いられている建設会社を支援し受注の手助けを行うのが特徴といえる。
 希望社側は実費と実行予算のうちコストダウンに成功した額の2割分を報酬として受け取る。建設会社側の利益はコストダウン額から希望社への支払いの額の差し引き分となる。
 今年3月1日の提携発表以来、希望社は箱崎が受注した札幌市内のマンション9物件について一括発注代行を行った。うち希望者は6物件についての成果を明らかにしているが、最大15.8%、最低8.8%、平均で12.9%、金額にして計3867万円のコストダウンに成功している。
 箱崎側ではこの結果を受けて道内のマンション、住宅等新たに27物件についての発注支援依頼を出している。
 箱崎は昭和33年創立。紋別郡遠軽町に本社を置く他、札幌・北見に支店を持つ。

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