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<トピックス>定期借地権住宅実態調査 昨年度の供給戸数は過去最高の5169戸

2000.05.22 10:18

 定期借地権普及促進制度(新宿区)が昨年の定期借地権付住宅の供給実績についての調査結果をとりまとめた。
 この調査は同協議会が業界団体等の情報に基づき定借権付住宅供給実績のある事業者の供給状況・立地・価格・規模などについて行うもので平成7年より毎年実施されている。今回は全国472の企業・団体から回答がよせられた。
 その結果によれば、供給戸数全体は調査開始以来初め5000戸を超える5169戸となった。前年比で18%の増加となっている。
 一方価格面では戸建て住宅の場合保証金は平均668万円、月額地代が平均約2.8万円、住宅価格は2484万円。定期借地権付戸建住宅を購入する場合に必要な初期資金は周辺の一般住宅価格に比べ約6割以下となっている。
 規模の面では、敷地面積は平均203.6平米、延床面積は123.5平米。これは所有権付きの戸建住宅に比べてそれぞれ1.54倍、1.26倍となっている。
 これらの調査結果から定借権付住宅は一般の所有権付戸建住宅に比べ価格面、間取り面などに優れていることがわかる。

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