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飲食店主力のメンテ新会社を設立 ワタミ・KFC・モスの共同出資

2000.05.22 10:15

首都圏直営店皮切りに同業他社店舗へも展開
 外食大手のワタミフードサービス(以下ワタミ・東京都大田区)・日本ケンタッキーフライド・チキン(以下KFC・東京都渋谷区)・モスフードサービス(以下MOS・東京都新宿区)の3社が店舗清掃及び保守・メンテナンス分野を中心に提携を発表し、4月28日に共同出資による総合メンテナンス会社「ジャパン・リテイル・メンテナンス(以下JRM)」を設立した。
 JRMはワタミの関連会社ピー・エム・エスを社名変更する形で発足、ワタミ社長の渡辺美樹氏が社長を兼任する。
 まずはワタミ・KFC・MOS3社の首都圏直営店舗における清掃や機器保守・メンテを皮切りに衛生検査、備品・消耗品などの共同購入、ゴミの共同回収・リサイクルらを手がけてゆく予定だ。今年度の売上高予測は11億6000万円。2004年には株式店頭公開を目指す。
 また来年以降は関西地区の直営店やフランチャイズ店舗へもサービスを開始。同時に他社飲食店舗についても営業を行ってゆく。
 加えて人材の合同募集や派遣などを行い、店舗運営面でのコスト削減に寄与してゆく考えだ。
 「将来的には飲食店以外の施設についても請け負ってゆくことを視野に入れています」(KFC社長大河原毅氏)
 「ゴミ処理など共通の悩みを持つ施設管理者に賛同を呼びかけてゆきます」(ワタミ社長渡辺氏)
 外食産業の勝ち組3社がライバル関係を乗り越えて協同歩調をとったことは他の飲食店や不動産関連業界にも大きな影響を与えることになりそうだ。

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