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<話題の新商品>太陽光発電屋根「スカイソーラーワイド」省エネ効果に加え副収入源にも

2000.05.01 11:45

 スカイアルミニウムの100%子会社として1993年に設立されたアルミセンター21(埼玉県深谷市)は一般住宅・中小ビル向けのアルミ屋根の販売を手がけているが、今年4月よりスカイアルミニウムよりアルミ屋根の製造部門を譲り受け、メーカーとして新たなスタートを切った。
 「全国で金属屋根の需要は6500万平米あると言われていますが、アルミはその中で40万平米にしか過ぎずまだまだ少数派です。しかし重さは同じ金属であるスチールの3分の1と軽量であること、放熱性に優れ建物内の温度変化を抑制すること、耐候性に優れていることなど様々な利点があります。これらの点を広くアピールして販路を拡大してゆきます」(代表取締役社長木香二郎氏)
 同社商品の中でユニークなのが太陽光発電システムと一体化した「スカイソーラーワイド」だ。従来の屋根の上に取付ける発電装置と異なり屋根材と一体化されていることから建物のデザイン性を損なうことがないのが大きな特徴だ。
 「天候や時間により発電量は異なりますが一般住宅なら年間トータルで電力消費量の80%ぐらいまでまかなうことができます。更に今では余剰電力を電力会社に売ることも出来ますから副収入源としても期待できるでしょう」(同社)
 ビルにおいても斜線制限により上層部分を斜めにカットしたデザインにしているケースは多い。その部分に取り付けることで省コスト・副収入・地球環境へのダメージ軽減という一石三鳥を実現することが可能だ。

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