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三浦工業 工場用精密ろ過装置拡販開始 水道代を削減して約3年で焼却可能

2000.03.06 16:56

 三浦工業(愛媛県松山市)は、かねてより開発、販売してきた中空糸膜を利用した精密ろ過装置「MFUシリーズ」の内、今回工場全体給水用として大型機種を受注し、大手食品工場へ出荷する。
 通常、工場では工業用水と上水との両方を併用しているケースが多い。工業用水1tあたり。20~50円程度に対し、上水は1tあたり約250円とかなり高価なコストとなっている。同装置を使うことによって、安価な工業用水を上水のレベルにまでろ過することができる。工業用水で工場内の製造すい並びに様々な用途水まで補うことができるようになる。水を大量に使用する工場においては、かなりの水道代の削減が可能となり、イニシャルコストもその削減額で2~3年で償却できるという。
 今後、同社では、節水を検討している企業を対象に、工場全体への安価な水の供給システムとして本格的な拡販に取り組んでいく予定だ。

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