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長谷工コミュニティ 2000年問題での緊急体制措置を発表 管理マンション等を一斉点検

1999.12.06 17:04

 長谷工コミュニティ(港区)は、いわゆるコンピューター2000年問題への対応策として年末年始の日付変更等に同社が管理する全てのマンション及びビルについて一斉点検を行うことを発表した。
 これは同社社長を最高責任者とする「西暦2000年問題危機管理計画」により行われるもので、全社員、ライフマネジャー(管理員)及び協力会社ら総計2000名による緊急出動態勢を整え、全管理マンション1622棟(13万300戸)を対象に2000年経過時点において水道・電気・ガス・エレベーター・機械式駐車場など諸設備の点検を実施、点検後には居住者に向け確認報告の張紙掲示を行うという。
 一方管理ビル160棟については12月31日23時30分から1月2日17時までの間に各種設備について点検作業を実施する。
 同社ではこれまで設備機器メーカーに対しヒアリング調査を行うなどして同問題に対する安全性の確認をしているが、2000年問題が社会的インフラを含めた複合的な問題であることから当日に予測できない時代が発生する可能性は捨てきれないとし、居住者の安全確保と問題発生の影響を最小限に食い止めるために、今回の措置を取ることにした。
 尚、12月31日18時から1月1日正午まで緊急体制を敷き、本社及び関西支社(大阪市)に対策総本部を設置し事態に備えるという。

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