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鹿島建設　耐震改修をビジュアル的に見せるツール開発

1996.11.01 12:01

　鹿島建設（東京都港区）では、耐震改修方法をオーナーに提案する方法として、TV画面でビジュアル的に見ることのできる販促ツールを開発している。今後は、建物リニューアル提案の際には、昨年7月から導入しているCD-iに付加させる形をとる。方法は耐震改修の工事記録を現場サイドがビデオ撮影し、映像関連の子会社、鹿島ビジョンがCD-iに取り込む。販促以外に、同社のデータベースとしても活用する。「次の工事に当たって、改善点を見つける事にも役立つ」（リニューアルセンター山崎眞人技術部長）。
　また、通常、建物自体に関することは、所有者側の不動産部など、担当者とだけの接触となる。しかし、「撮影したビデオを媒体として、担当者以外にコンタクトを取る事が容易となり、オーナー側との関係も深まり、営業面での広がりが期待できる」（山崎部長）としている。
　同社では、ビジュアル的な販促に今後も注力する方針。