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新宿南口・JR小田急共同計画 JR東日本本社ビルが新宿移転 平成9年に150メートルツインタワー完成
1996.08.15 11:11
JR東日本本社ビルの新宿南口移転に合わせて、小田急電鉄との共同開発によるビル建設が行われる。
共同開発される敷地面積は相方合わせて2万4200平米、延床面積18万900平米となる。うちわけは、既存のJR新宿ビル2万5500平米、新築される共同ビル13万7500平米、約570台収容の駐車場2万4900平米となっている。
JR東日本本社ビルは、延床面積6万7900平米、基準階面積2500平米の地上28階、地下4階となっている。主な施工先は鹿島建設などで、自社オフィスとしての使用が予定されている。
小田急新宿南口ビル(仮称)は、延床面積8万3341平米、基準階面積2100平米の地上36階、地下4階。施工の中心は、大成建設である。
1階から4階フロアが店舗、5階から17階フロアがオフィス棟として貸し出される。なお、18階から上階は、同グループの小田急センチュリーチームが担当する。
「具体的な募集活動は今年の秋以降になる見通し」(広報部 荒川勇主事)
テナント料については、今秋オープンする新宿南口高島屋の成約賃料などを睨んでの設定となりそうだ。
総合設計制度を取り入れたため、教地の47%が公開空地として駅前の歩行動線の確保に利用される。