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東京財務研究所 中央区中小ビル空室率調査発表
1996.04.15 11:54
東京財務研究所(東京・赤坂)では、このほど東京都中央区の中小貸しビル空室状況レポートをまとめた。
中央区全体の空室率は前回調査(94年2月)の11.30%から今回調査(95年12月)の12.33%へと1%あまり上昇している。
目に付くのは空室率10%を下回る地区が減少し、全19地区のうちわずか3地区になっていること。京橋でさえ前回の9.60%から10.13%へ、銀座は10.36%から12.49%へと2ポイント以上上昇しており、一般に言われる都心回帰の恩恵は感じられない調査結果だ。
一方で新築ビルラッシュのあった新川地区では14.58%から11.50%へと3ポイント以上の大幅な改善も見られている。