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東急電鉄など 今年12月、三軒茶屋に26階建複合ビル 愛称は「キャロットタワー」
1996.02.15 15:35
東急電鉄などが大口地権者となっている三軒茶屋再開発で、今年12月、複合機能オフィスビル、キャロットタワーが誕生する。
地上26階、地下4階で、展望レストラン、銀行、飲食店、物販店、文化生活情報センター等も入る複合ビルとなる。
東急電鉄のビル事業部では6階の一部と11階から25階までのオフィステナント募集窓口業務も行う。
「ワンフロアー300坪、天井高2.7mという広さ、世田谷線、新玉川線直結と言うアクセスの良さ、高さ10cmのスペースを持つフリーアクセスが特徴です」(同プロジェクト・和地主査)。
現在東急各線の電車内にポスター広告を出し、テナントを募集中。今のところ成約はまだないものの、大型ビルの空室率低下という流れを受け、「問い合わせは多数来ています」(和地氏)
地下1階から3階に入る店舗については、出店が決まっている東急ストアーが窓口となる。また、6階の一部から10階までは大口地権者である三和銀行、三井信託銀行の運営になるが、内容は未定。
ビルの完成後は、従来乗換の不便だった世田谷線と新玉川線が地下で直結される。
なお、東急電鉄ビル事業部では現在JR八王子駅前でも同様の再開発を進行中だ。