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関西ペイント 新工法・建築用塗料を新発売 抗菌効果に優れたアクア工法 経済性の高いタイル補強塗料
1996.02.01 16:10
関西ペイント(本社大阪市中央区・田中益男社長)では、この2月新工法・建築用塗料の新製品販売を相次ぎ開始する。
今回新たに開発された工法は、非汚染形シリコン樹脂塗料を塗装するだけで磁器タイルを守る事が出来ると言うもの。
この新工法「磁器タイルコーティング工法SI」は、従来の目地コーティング工法をさらに進化させたもので、経済性・作業性に優れているのが特徴。
関西ペイントでは、これまでもセラミック変性フッ素塗料により目地の補強を可能にした、「セラフッソ磁器タイル・目地コーティング工法」を開発していた。しかし今回の工法では、塗料価格を安く抑える事が出来る、シリコン系塗料を使用し、同様の効果を上げる事に成功したものだ。
もう一方は、一般水性内壁塗料に、抗菌剤を添加配合した塗料を塗装するだけで、抗菌作用を得られると言うもの。
同社の、「アクア抗菌工法」は、これまで病院など専門的な施設にニーズの高かったプロ用製品。今回、改良を加える事で一般の建築物にも利用を可能にした訳だ。
最近では、カビなどの細菌類がアレルギーを引き起こす原因にもなっているとも言われ、一般住宅やオフィスでも、こうした抗菌対策が求められるようになって来ている。
同工法は、有害な細菌類の繫殖を防ぎ、なおかつ安全で快適な空間を作られる製品として、同社では今後積極的に、PRをすすめていく予定だ。