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セーミツ 電力設備遠隔監視システム推進
1995.12.15 14:28
ビル施設の電力設備メンテナンス大手、セーミツ(深尾勲社長)では、最高1億円までの補償を付けた遠隔監視メンテナンスシステムの設置を進めている。
電力設備に温度センサーをはじめ10種以上にわたる機能を持つセンサーを設置し、通信回線を利用して設備の運転状況を24時間連続監視するもの。また顧客の定期点検データと過去の事故情報等をデータベース化
することで、各センサーからの異常情報をセンターのコンピュータで分析して各地の拠点に連絡、素早く対応ができるという。このシステムを採用し、同社が良と判定した設備については万一、1年以内に事故が発生した場合には、復旧費用を最高1億円まで補償している。
同社は現在グループ11社を含め全国に28ヶ所の拠点を持ち、約1万件の顧客について24時間365日の監視体制を請け負っている。