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ビル経営管理士 今年度一次試験合格率は45% 受験者、合格者ともに前年比30%減に
1995.12.01 16:12
9月24日に実施された平成7年度ビル経営管理士試験の一次試験(筆記試験)の合格者が、(財)日本ビルヂング経営センターから発表された。
今年度の受験対象者は188名で平均年齢は42.3歳。欠席者を除く159名が実際に受験し、71名が合格。合格率は44.9%だった。
合格率は昨年とほぼ同じながらも、受験者数、合格者数はいずれも約30%減となっている。
面接方式で行う二次試験は11月14日に東京・大阪の2会場で実施される。
一次試験の合格者発表とあわせて、同センターではビル経営管理士試験アンケートも実施している。
この中ではビル経営管理士の資格制度への要望として、管理士の社会的理解のための周知PRや役割の明確化、国家的認定など地位向上に対するものが多数寄せられており、資格は取得したもののなかなか活躍の機会がないといった現状が浮き彫りにされており、こうしたムードが今年度の受験者数減少にもつながったと思われる。試験制度自体については、「レベルを高めるべき」「合格率は高くならないように」と、資格のグレード維持についての意見が目立つ。